【アプリクス】が販売・製造・レンタルするオゾン水分解器は、紫外線照射方式を採用しております。また、オゾン濃度計(気体用)は、紫外線吸収方式を採用しております。
オゾン水分解・濃度計測を行う際に、いずれも紫外線が関係してきますが、そもそもオゾンそのものが紫外線と不思議な結びつきをしているものです。
「オゾン」と「紫外線」というワードから、北極・南極のオゾン層の問題を連想する方も多いのではないでしょうか?確かに、オゾン層と紫外線の関係では両者は対立しています。
しかし、工業用水として使用されるオゾン水にフォーカスして考えてみると、その生成・分解の過程で紫外線は「欠かせないもの」でもあります。
紫外線によるオゾンの生成・分解は「光化学反応」と呼ばれ、そのメカニズムは同じです。紫外線が酸素(酸素原子2つが結合したもの)に照射されると、酸素原子2つのつながりが解かれ、1つずつの酸素原子に分かれます。分かれた酸素原子が別の酸素2つとそれぞれつながり、酸素原子3つのつながり=オゾンになるのです。
同じ紫外線でも、オゾン水分解器とオゾン濃度計(気体用)では紫外線の波長が違ってきます。100~280nmの範囲のUV-Cの中で、オゾンを生成する波長の紫外線と分解する波長がそれぞれあるのです。
オゾン層で紫外線を吸収する一方で、分解・生成するために紫外線を必要としていると考えると、オゾンと紫外線の関係が少し面白く見えてくる部分もあるのではないでしょうか?