水素はその特性上、直接的に検出したり濃度を正確に測定したりするのが難しい一面があります。

アプリクスでは水素濃度の測定器である溶存水素計を提供しております。品質管理で欠かせない高精度な水素計測を実施するなら、ぜひアプリクスの製品をご活用ください。アプリクスではお客様の要望に応えられるよう、価格以上の価値の提供を心がけております。水素の検出が困難な理由や、水素濃度を正確に測定するための方法についてご紹介致します。

地球上に存在する元素の中で水素は最も密度が小さく、そして軽いことで知られています。また、存在量も微量であることが多いため、検出自体も容易ではないのです。

さらに水素の分布にむらが生じやすいことも、要因の一つとして挙げられます。水素の検出方法としてチャネリング法などを用いる場合もありますが、状況によっては適用出来ないケースも少なくありません。

このような背景から学術的な面でも、水素の直接的な検出や濃度測定などの検査は難しいとされています。

課題が多い水素ですが、直接的かつ正確に検出したい場合は溶存水素計などの利用がおすすめです。人によって滴下量に差が生じやすい試薬と比べ、高感度で検出することが出来ます。さらに局所分布を理解しやすい点も測定器のメリットとして挙げられます。

しかし、従来の溶存水素計は溶液の温度が変化すると、検出される水素濃度に誤差が生じていました。また、精度が高い濃度計は高価であり、場合によっては持ち運びが不便になることもあります。そこでアプリクスでは、溶存水素計の使用時に生じる問題を解決する測定器をご提供しております。

アプリクスの溶存水素計は、隔膜型ポーラロ電極式測定法を採用しております。この測定法は、高い測定精度が求められる研究施設や工業プラントの監視用にも用いられています。溶存水素計「HYA(D)-120S」と「HYA-120P」には温度補償回路が内蔵されており、電極式水素濃度測定の課題である温度による誤差が生じにくくなっています。また、「HYA-120P」はポータブル型であり、様々な場所で高精度な水素濃度の測定が実現します。