オゾン濃度計の使用目的や原理とは?

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簡単操作のオゾン濃度計ならアプリクス!オゾン濃度計の選び方や原理

「オゾン濃度計の購入を検討しているけど、何を基準に選べばいいのか」「オゾン測定器はどのような場面で使うのか」「使用の前にもっとオゾンの根本的なことについて知りたい」「測定器の操作は簡単なのか」など、企業の担当者はオゾン濃度計購入に際して、疑問が浮かぶことがあるのではないでしょうか。

こちらでは、オゾン濃度計やオゾンガス発生器を取り扱うアプリクスが、オゾンの濃度計の選び方や用途をわかりやすくご紹介致します。また、今後役立つオゾンの発生方法、測定方法もご紹介致します。オゾンの濃度計や測定器のご購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。

オゾン濃度計とは?使用用途や選ぶときに注目したいこと

オゾン濃度計の導入を検討する際、「価格は安いほうがいいけれど、何を基準に選択したらいいのかわからない」「操作は簡単なのか」など、悩みや疑問が生じることも多いのではないでしょうか。こちらでは、オゾンの濃度計の役割、おすすめの選び方、用途についてご紹介します。

オゾン濃度計とは?用途別の選び方

手軽かつ簡単にオゾンの濃度を計測出来る濃度計の例

オゾン濃度計を購入するなら、用途に応じた正しい選択をし、目的に沿った使い方をしたいはず。こちらではまず簡単な部分からはじめ、選ぶときに注意すべき点についてご紹介致します。

オゾン濃度計とは、大気中、液体中に含まれたオゾンの濃度を計測する測定器具のことです。そもそもオゾンには、消臭や脱臭、除菌や殺菌、鮮度の保持など、幅広い浄化作用があります。一口に浄化するといっても、どのような目的で使用するかによって、オゾンの適切な濃度は変化します。

そこで活躍するのが、オゾン濃度計です。この測定器は購入やレンタルも可能で、正しい使い方を守ることで、手軽に目的に沿ったオゾン濃度に調整出来るためおすすめです。あるいは、オゾン発生による事故、人体や環境への悪影響を防ぐという目的で、適切な濃度で管理する場合にも使用出来るため、この点でも簡単でおすすめ出来ます。

レンタルも可能ですが、レンタルではなく購入するとなるとしっかり検討したいところです。オゾンの濃度計をレンタルではなく購入するときには、価格のほか、最低限検討すべき点が4つあります。

測定範囲

まず、重要なのは測定範囲です。これは、個々のオゾンの濃度計によって、測定出来る範囲が異なるためです。測定出来る範囲の上限値のチェックは簡単に済むので、忘れないようにしましょう。

サイズ

設置を予定している場所と、購入を検討しているオゾンの濃度計のサイズが合うかどうかも確認しておきましょう。簡単なことではあるものの、意外と見落としがちなポイントです。

付属品

多くの場合、付属品がついてきます。付属品がなければ、正常な稼働が阻害されるなど、購入後に問題が起こる可能性があるため要注意です。

消耗品

消耗品の記載があるなら、必ず確認しておきましょう。経年劣化を無視して使用し続けると、濃度を正しく測定出来なくなります。使い方に関する重要な部分なので、仮に消耗品の記載がなくても、一度購入先に問い合わせてみるのがおすすめです。

オゾン濃度計の使用用途

オゾン濃度計の使用用途と目的の明確化について

オゾンの濃度計はレンタル、購入を問わず、使い方の目的を明確にすることがおすすめです。それによって、本来の性能を遺憾なく発揮し、手軽かつ簡単に濃度を測定出来ます。正しい使い方や、用途と価格の関連性も押さえ、オゾン濃度計のレンタルや購入を有益なものにしましょう。

前述したとおり、オゾンには様々な効果が期待出来ます。あらゆる化学物質中、オゾンはフッ素に次いで強い酸化作用を持つため、医療や食品、農業など幅広い分野にわたり、消臭や脱臭、除菌や殺菌、鮮度の保持、ウイルスの不活化、有機物の除去などへ効力を発揮します。

このようにオゾンの働きは多様ですが、働きごとに適切なオゾンの濃度の数値に差があるので注意が必要です。そこで、オゾンが発生しやすい環境において、濃度を適切に管理する目的で濃度計が使用されます。使用により、手軽に数値がわかります。

幅広い分野で多角的に用いられる利便性の高いオゾンですが、高濃度になると、人体や環境への悪影響を及ぼす点もあらかじめ把握しておきましょう。日本産業学会は作業環境での許容される濃度の基準を0.1ppm(0.2mg/m3)と設定しています。

オゾンの効能や濃度に多様性があるように、オゾンの濃度計にも種類があります。価格面だけでなく、必ず目的に沿った製品の購入を検討しましょう。一例を挙げると、スーパーなどで食品管理をするためにオゾン濃度で計測するなら、食品売り場に合った手軽なサイズであり、定期的にオゾン濃度を観察出来る機能があれば十分です。

価格が安いからといって性能面で劣るわけでもなく、必要以上に大きな測定器の購入はおすすめ出来ません。オゾン濃度計購入の前には、操作性が手軽かつ簡単かどうかに加えて目的にあった使い方が出来るかどうか、設置環境を十分に検討することを心がけましょう。

オゾン濃度計の購入をお考えならアプリクスまでご相談ください。アプリクスでは、ご予算に合った価格の製品、お客様の目的・使い方に合った製品をご提案させていただきます。オゾン濃度計をはじめ豊富な種類のオゾン関連製品の製造・販売・レンタルを行っておりますので、ぜひご利用ください。

オゾン濃度計を使用する前に知っておきたい発生方法や原理とは?

簡単操作でオゾンの濃度を測定できる濃度計の仕組みをご存じでしょうか。こちらでは、オゾンの発生方法や濃度計の測定方法の原理をご紹介します。

オゾン濃度計を使用する前に知っておきたいオゾンの発生方法とは?

【オゾン濃度計はアプリクス】オゾンの発生方法を酸素原子で解説

オゾン濃度計の使用に際して、そもそもオゾンはどのように発生するのか、気になる方もいるのではないでしょうか。大気中のオゾンの90%は成層圏(約10~50km上空)にあり、この圏内がオゾン層と呼ばれます。地球の自然環境でも、大気汚染物質の紫外線放射作用などにより局所的に生成。発生方法は以下のとおりです。

光化学反応法

オゾン(O3)とは、酸素原子(O)が3つに結合した状態です。オゾン発生線を酸素分子(O2)に照らすと、酸素分子(O2)が離れ酸素原子(O)が2つ生じます。このときの酸素原子(O)が、これとは別の酸素分子(O2)と組み合わさるとオゾン(O3)が生じるのです。

電解法

硫酸や塩酸などの水溶液を電解液として使用して、電気分解の働きでオゾンを生み出します。原料は水であり、イオン交換膜を用いた電気分解法により濃度と純度がともに高いオゾン発生が可能となります。装置は大型のものが必要となるのも特徴です。

放射線照射法

濃度の高い放射線領域に空気を挿入すると、オゾンが発生します。これを応用した放射線の電離作用によるオゾン生成方法です。現在も研究が進められており、実用化はまだ先になりそうです。

紫外線について

紫外線は地表に到達する光の中で、最も波長の短いものになります。紫外線は波長の種類により異なる性質を持ちますが、185nmの紫外線は酸素を解離する性質を持つためオゾン生成のために働きます。

放電

放電による発生方法は、無声放電方式、コロナ放電方式、また2つ以上の放電方式を用いた複合放電方式などです。無声放電方式は、空気中または誘電体を挟む2つの電極間に、交流の高電圧を通電する放電現象になります。コロナ放電方式は、針先のような局所に高電圧をかけ発生させる放電現象です。

オゾン濃度計の原理にはどんなものがある?

オゾン濃度計の原理について | 操作性が手軽かつ簡単なオゾン測定器ならアプリクス

オゾン濃度計の仕様を見ても、専門性が高く、うまく理解出来ない場合も多くあるかもしれません。オゾン濃度の測定原理を知ることで、理解もたやすくなるはずです。こちらでは、4種のオゾンの測定方法を簡単にご紹介致します。

紫外線吸収法

成層圏に存在するオゾン層は、紫外線を吸収する働きをします。オゾンは254nm付近の波長にある紫外線に対して特に強い吸収力を持つのですが、紫外線吸収法はこの性質を利用しているのです。セルという容器へオゾンガスを蓄え、254nm付近の紫外線を集めることでオゾンに吸収された量と、透過した量によってオゾン濃度を測定します。この方法で、液体、気体を問わず、オゾン濃度の測定が可能です。

半導体薄膜式

半導体の薄膜にオゾンが触れると、オゾンの強力な酸化作用によりオゾン分子が反動体と結合し、半導体の分解率が変化。分解する前の半導体と、変化後の分解率を用いて、濃度を測る方法となります。

定電位電解法

電位を一定に維持し、電極の上で、オゾンがガスを電気分解したときに発生する電流の量から、濃度を測定する方法です。ガスの種類ごとの出力が変動するので、違うガスが混じっていても測定値は影響されにくく、感度の高い測定法であるため、低濃度領域での測定にも適しています。

検知菅法

ガラス管へインディゴ染料など様々な試料を層状に詰め入れ、試料を固定、密閉します。測定の際に封の一部分を破り、一定量の気体(100ccが目安)を一定の速度で流し入れ、変色後の試料の長さによって濃度を測定する方法です。

オゾンの濃度計の購入なら豊富なバリエーションのアプリクスへ!手軽な導入ならレンタルのご相談を

オゾンの濃度計購入の際には、濃度計の仕組みの理解からはじめ、その目的に沿った選択をし、適切な使用を心がけましょう。また、オゾンの濃度計を隅々まで理解するのは困難ではあるものの、オゾンの発生方法、測定方法を押さえることが、理解の助けになるケースもあります。

アプリクスは、オゾン濃度計をはじめとするオゾン測定器やその価格、「簡単に導入できるのか」「操作は難しいのか」など周辺の様々な疑問や悩みを解決し、目的に沿ったオゾン濃度計を提示することが可能です。手軽に使用出来るものもあります。オゾン濃度計の購入をご検討中でしたら、ぜひアプリクスへご相談ください。アプリクスのオゾン濃度計はレンタルでもご利用いただけます。また「オゾン測定器・濃度計の製品一覧」のボタンをクリックすると、簡単に商品ページへ移動できます。

オゾン計測器・濃度計の購入をお考えなら、品揃え豊富なアプリクスへ

会社名 株式会社アプリクス
住所 〒193-0813 東京都八王子市四谷町663
TEL 042-620-7900(代表)
FAX 042-620-7901
代表取締役社長 根本恒一郎
事業内容 分析機器・計測機器の企画開発及び製造販売その他関連機器の開発・設計及び製造販売
主要製品 オゾン計[ 液相、気相、環境用 ]pH/ORP計 溶存水素計 等
URL https://www.applics.co.jp/